2006年4月30日日曜日

挟み込み

 写真の風景は、挟み込みと言いまして、劇団の仕込みの際の恒例行事です。

挟み込みとは、呼んで字の如く、パンフレットにチラシを挟み込んで行く作業で、各劇団が自分の公演のチラシを持ち寄り、当日、劇場で行われる公演のパンフレットに挟み込んで行く情報宣伝の相互扶助作業で、小劇場独特のシステムなのです。img20060501.jpg



 これがまた、制作さんのスピードの早いこと、早いこと。人数が少ないときは、城田もお手伝いするのですが、逆にあしでまといになることが多く、いつも冷ややかな視線を浴びております。パンフレットの部数が多いと、一時間、二時間となる場合もあり、制作さんのご苦労には、頭が下がります。



小劇場演劇の情報は、中々、プレス関係では取り上げて貰えることが少ないので、こういった地道な作業が、演劇とお客様を結びつけているのだと、しみじみ思います。(城田)

2006年4月22日土曜日

イギリス発祥?「de」も

 4月22日、既報の通り、應典院で「お寺deサイエンスカフェ」が開催されました。第1回のテーマは「宇宙航空材料から骨疾患診断・治療へ:自由な発想と役に立つ研究」。20代、30代の「科学少年・少女」たちが30数名、素材工学の泰斗・馬越佑吉さんと対話を楽しみました。



20060422outenin.gif サイエンスカフェは英国に始まるカフェイベントで、一線の研究者と市民が対話しながら、科学の意義や楽しみ、不思議の一端にふれ、科学についての興味・関心を広げようというもの。日本学術会議が、NPOや大学と提携して全国20箇所で一斉に開催されています。日本学術会議といえば日本のアカデミズムの最高権威ですが、それが街のNPOやお寺と一緒に何かやろうというわけですから、なかなか画期的なこと。大阪ではNPO法人サイコムジャパンが主催で阪大のCSCD(コミュニケーションデザイン・センター)と應典院が協力して、年2回開催することとなりました。科学という専門性の高いものを、市民という非専門家にどう伝えるのか、そういうつなぎの技術の開発も、このカフェのねらいのひとつのようです。

 会場には3人連れの高校生などの顔もあって、なんだか初々しい雰囲気。フロアとのやりとりもなかなか刺激的なもので、みなさん十分堪能できたようです。カフェなんだから、次回は紙コップでなく、マグカップを、煎餅ではなく洋菓子を、とか住職はそんなとこばかり目が行ってしまいました。次回は10月、お寺ですから、ここは「生命倫理」でカフェしてみたいですね。

(南無)

2006年4月1日土曜日

二代目主幹、着任。

2006年、應典院9周年目のはじまりの日、新しい主幹が着任しました。二代目の主幹です。新しい味を、ということでBlogも立ち上げてみました。スタッフも巻き込んで、寺院文化の社会化に努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。(山口洋典)
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