2006年4月22日土曜日

イギリス発祥?「de」も

 4月22日、既報の通り、應典院で「お寺deサイエンスカフェ」が開催されました。第1回のテーマは「宇宙航空材料から骨疾患診断・治療へ:自由な発想と役に立つ研究」。20代、30代の「科学少年・少女」たちが30数名、素材工学の泰斗・馬越佑吉さんと対話を楽しみました。



20060422outenin.gif サイエンスカフェは英国に始まるカフェイベントで、一線の研究者と市民が対話しながら、科学の意義や楽しみ、不思議の一端にふれ、科学についての興味・関心を広げようというもの。日本学術会議が、NPOや大学と提携して全国20箇所で一斉に開催されています。日本学術会議といえば日本のアカデミズムの最高権威ですが、それが街のNPOやお寺と一緒に何かやろうというわけですから、なかなか画期的なこと。大阪ではNPO法人サイコムジャパンが主催で阪大のCSCD(コミュニケーションデザイン・センター)と應典院が協力して、年2回開催することとなりました。科学という専門性の高いものを、市民という非専門家にどう伝えるのか、そういうつなぎの技術の開発も、このカフェのねらいのひとつのようです。

 会場には3人連れの高校生などの顔もあって、なんだか初々しい雰囲気。フロアとのやりとりもなかなか刺激的なもので、みなさん十分堪能できたようです。カフェなんだから、次回は紙コップでなく、マグカップを、煎餅ではなく洋菓子を、とか住職はそんなとこばかり目が行ってしまいました。次回は10月、お寺ですから、ここは「生命倫理」でカフェしてみたいですね。

(南無)

0 件のコメント:

コメントを投稿

フォロワー