第4回目の講座の核心は「七仏通戒偈」というもので、ダンマパダ182番にあたる「すべて悪しきことをなさず、善いことを行ない、自己の心を浄めること。これが諸の仏の教えである」という部分にあります。もともと、大乗仏教というのは「自利利他」、「菩薩道」、「救済」という観点から、出家・在家を一貫して、さらには賢愚を一貫して、社会を多くのストーリーでつないでいくものです。浄土宗ではそれを念仏を唱えるという形で実践していくわけです。そして應典院は、その念仏を唱えることで救済がなされるということを、どのように社会に体現させるのかを考え、多彩な実践をお寺で実践している、そんな風に今一度足下を見つめ直した機会となりました。
(主幹)
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