仏教の古典に、今を見つめる手掛かりを見出そうではないか!そんな思いを携えつつ始めた仏教講座の二回目が開催されました。手掛かりにするのは、最も古い教典の一つとされている「ダンマパダ(法句経)」です。講師は池田の「如来寺」の住職であり、龍谷大学や相愛大学で教鞭もとられ、さらには内田樹さんとの共著も出されている、そんな気鋭の僧侶であり研究者、釈徹宗さんです。
今回の鍵は、仏教が最も重要としているとも言ってもよい、「三帰依」についての解説でした。これは3つに対する信心を誓うもので、まずは「仏」(悟りを開いた人)、「法」(その教え)、そして「僧」(それらを大切にする仲間)、それらを大切にすべし、といううことを190番、191番から学びました。実に明解かつ明快な解説で、数ある仏教講座でもなかなか学べないのでは、と身びいきなコメントをしてみたくなったりします。とりわけ、一般の講座と違うのは、前回も同じく、この「三帰依」を受講生が唱える場面がある、ということです。
ちなみに、主催者モードになって振り返ってみれば、今回もまた、非常に多数の方にご参加いただき、手際が悪かった部分がありましたこと、反省しております。というのも、一回目よりも人数が減るかと思いきや、終わってみれば45名のご参加でありました。前回は当日の予約受付で、急遽研究室から本堂に会場変更を行ったわけですが、今回は「まあ、前回ほどは来ないだろう」という安易な判断が仇となって、満員の研修室Bでの開催となった次第です。次回は7月23日、そろそろ小僧インターンの日高くん、蔵田くん、そしてお手伝いの酒井くんも慣れてきた頃と思われるので、これまで以上に、手際のよい運営がなされることを信じ、願っております。(主幹)
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