講師の釈先生は、こうしたコメントの後に、仏教の魅力を感じて欲しいと思ってこの講座を始めたこと、カルチャーセンターではなくお寺でやりたかったこと、近代のメカニズムが行き詰まっている現代に仏教は宝の山であること、大乗仏教は未だ完成していないこと、など、この講座が組み立てられた背景について紹介いただきつつ、受講生された皆さんに、最後のお話を学びを与えてくださいました。例えば、死をイメージするのは極めてクリエイティブなことであること。また、臨済宗の中興の祖、白隠(ハクイン)は「われわれは必ず出家するんだ」と説いているが、病床に居ること、世俗から離れること、人々の世話で生きること、そうした場に臨むことが出家であること。これらのことばを私たちに遺しつつ、いつも講座のなかで紹介されていた、應典院北隣の「グロリア」にて韓国の「ブデチゲ」鍋を囲みながら、親睦会に移動いたしました。(受講生のみなさま、また釈先生、さらには講座の運営を手伝ってくれた小僧インターンのみなさん、ありがとうございました!)
(主幹)
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