先週、日本フィランソロピー協会他主催セミナーで「NPO法人デイサービスこのゆびとーまれ」副理事長、西村和美さんの話を聞く機会がありました。
このゆびとーまれは富山赤十字病院を退職した3人の看護婦により、平成5年に開所されました。めざすものは「このゆびにとまった人は誰も排除しない。老人、病人、障害者、子ども、誰もが地域で共に暮らす。」です。
認知症のお年寄りや障害者が、子どもの世話をしたり、一緒に遊んだり。大往生、看取りをしたこともあるとのこと。子どもは一緒に生活する中で死を知り、育っていきます。
母親を家族と一緒に介護する年齢になった私にとって、この場所、この時間の暖かさ、大切さがよくわかります。今後、このような志を持った場所が地域に増えていくことを願っています。
さて、應典院では2月18(日)寺子屋トーク第48回「微笑みで開く<地域の看取り>」を開催します。
基調講演は、島根県の離島で、看取りの家の活動を続ける「NPO法人なごみの里」代表、柴田久美子さんです。
柴田さんは言います。「死の文化を伝えないのはもったいないことです」「看取りは長い人類の歴史の中で引き継がれてきたいのちのリレーです」と。
いのちの問題に関心を寄せるみなさん、ぜひ、ご参加ください。(西村)
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