2007年7月21日土曜日

本日はARCトークコンピレーション

本日の築港ARCは月例トークサロン「ARCトークコンピレーション」でした。今回のゲストは関西を中心に市民メディアの社会実践をされている映像発信てれれの下之坊修子さん。

技術がなくても「伝えたい」という気持ちがあれば誰でも映像作品を発表できる場「カフェ放送てれれ」。このスタイルはフランスのカフェでの市民作品上映の事例を参考に、ここ大阪で立ち上げられたもの。ケーブルテレビの市民チャンネルやインターネットTV、FMラジオ枠の開放など、様々なオルタナティブメディアの萌芽が生まれてきてるなかで、てれれのカフェ放送実践は日本初。

どんな社会テーマでもまたどんな表現ジャンル(ドキュメンタリー、ドラマ、アニメーション、アートetc)でも拒むことなく受け入れ、無編集で上映されるこれらの作品群は、たまたまカフェに来て観てしまったお客さんの評判は完全に賛否真っ二つ!!だそう。でもそれでも、作品の技術や中身よりももっと大事にしていきたいことは、「情報を発信したい人は誰でも情報発信する権利がある!」ということ。そしてそのために作った作品を確実に「発表できる場」を守り続けるということ。

映像制作者でもある下之坊さんが、作品を作るだけでなく、作品が上映される「場」作りによりエネルギーを注いでいる真摯な姿から、学ぶべきことは多々ありました。

次回8月は“発明家”と“アーティスト”の「日常の見つめ方」についての対談!果たしてどんな展開になるのやら。詳細こうご期待!

(朝田)

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