本日、「大阪春秋」という雑誌のための対談にお招きをいただきました。お相手は大阪市立大学の橋爪伸也先生で、この間続いている「巻頭対談」として、程なく収録、出版されるかと思われます。内容は、私が應典院にたどり着くまで、そして應典院はどんなところで、今後何をしていくのか、というようなお話でした。ちなみに橋爪先生と應典院とは、再建にあたっての「コンセプトブック」編集にあたり、スーパーバイザーを務められたというご縁があります。
今回の対談で、個人的にキーワードとなった、と思っているのは、大学院時代の恩師、渥美公秀先生の指摘をもじり、「研究語(専門用語)」と「市民語(日常用語)」と「仏教語(お寺の世界の方言)」の3つの言語を話す(トリリンガル)立場で、私はいのちの本質に向き合っていこうとしている、というくだりです。その他にも多々、キーワードめいたことも出させていただいたものの、珍妙なことばで相手にインパクトを!という思いが先走ってしまい、應典院をご存じでない方にはさっぱりわからないかもしれない、という疑念が話ながら湧いてしまいました。そこはさすがの橋爪先生で、うまく解説を挟みながら、心地の良い対談ができたという実感があります。ちなみに対談の場所は「にぎわい堂」という空堀にある素敵な場所でして、その雰囲気も重なって盛り上がった対談の採録、また出版の折にはご案内させていただきます。(主幹)
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