2007年3月31日土曜日

ライトアップ!

img20070331.jpgいよいよ桜が咲きほころびはじめました!

嬉々として、毎年恒例のライトアップに励む私なのです。

てなことを言ってる間に、もう、3月31日です。明日からは、新年度スタートです。

元旦とは、また違った感慨がありますね。出会いと別れ、まさに、桜の季節と言った感じです。あしたから、また、新たな気概で仕事に励もうとライトを片手に意気込むのです。



ところで、本日は、「衣と食から探るサスティナブル・ライフ」の上映会とシンポジウムでした。映画は、アメリカにおける遺伝子組み換え食品への疑問を提示する実に興味深い内容で、シンポジウムはさらにそれを掘り下げ、我々が食と健康にいかに向き合うかを問い直す場となりました。

ご来場のお客様も多数を数え、実に活気のある来年度に向けて良いステップとなる事業であったと思います。

4月からもどんどんとこういった実りある事業を展開してまいります。是非、お時間ございましたら、應典院に足をお運びください。桜も奇麗です!(城田)

2007年3月30日金曜日

サクラサク

20070330.gif下寺町界隈のちょっとした名物、應典院の桜が咲き始めました。城田主務渾身の「ライトアップ演出」も完了。昨日から闇に浮かび上がりつつあります。ぜひ、お近くにお越しの際にはお楽しみください。

ちなみに私は27日より3日間、新潟県中越地震の被災地に行って参りました。能登で地震が起こったところではありますが、2004年10月23日以来、どのようにして地域の暮らしが復興していったのかを見つめてきたところです。とりわけ印象的だったのが旧山古志村、それと川口町の木沢集落でした。「村を捨てるかの選択を求められた」というリアリティがありありと伝わってた、そんなフィールドワークでした。

(主幹)

2007年3月29日木曜日

築港ARCからメディアを発信!ARCAudio!!録音の日

本日は、築港ARCスタッフ小林さんと音楽家でエンジニアの米子匡司さんと、4月からの新メディア企画、関西アート情報ポッドキャスト「ARCAudio!!」の録音をしました。

慣れないながらもパーソナリティーを務めるスタッフが、原稿を書いては練習し、録っては直し、録っては直しの試行錯誤の一日でしたがこういう過程を経て、ようやくみなさんに楽しい番組をお届けできることとなりそうです。

関西の前衛的なアートシーンをアーティストやディレクターを招いての対談企画や、ボイスコラム、音楽家や演出家による特別企画、そして週末イベント情報などなど!

築港ARCウェブ上では2月から事前告知をしていましたが、いよいよ始まるこの新メディア企画「ARCAudio!!」にこうご期待くださいね!

(朝田)

2007年3月28日水曜日

築港ARC日常業務 たまには窓からの眺めでも

本日は、4月から始まる幾つかの新企画についての調整作業がメインでした。

お隣の大阪アーツアポリア・なにわーとでは、大掃除祭り(!?)が開催。piaNPO内で二つの部屋を使用していたのを一つに統一されるということで、書類や機材の大移動が行われておりました。

築港ARC、なにわーと。両部屋を行き来するたびにいつも思うのですが、

ふたつの部屋の景色の違い。

同じ建物内といえどもかたや南、かたや北を向いていることもあり、築港ARCからは倉庫街や海岸の大橋が、なにわーとからは中央線の列車、観覧車が見えます。

どちらもなかなかステキな景色。両景色がそのまま同じ海へと繋がっているのですね。

(朝田)

2007年3月27日火曜日

春雨

今日は雨降りで肌寒いですが、すっかり、春の息吹ですね。

應典院の桜もやっとこさほころびはじめたようです。



本当に開花予想はあてにならず、気づけば、あと数日で4月じゃないですか。これも、異常気象のせいなのでしょうか。

そんなことは、さておき、我々も4月からの新体制に向かって、着々と準備を進めております。昨日は、4月から着任される塩根さんが引き継ぎ作業の忙しい合間をぬって、ブログデビューを果たしました。なんか、文章が詩的ですね。素敵な感じです。

これから、よろしくお願いいたします!

(城田)

2007年3月26日月曜日

比叡おろし

はじめまして、この世界へ。



お寺の世界へやってまいりました。

ひとつひとつ丁寧にと心がけつつ、はじめての空間に身をゆだねる。

これから應典院の空気をいっぱい吸い込む毎日が、私の前に広がっています。



一気に吸収しなくてはと、焦りすぎて加呼吸になるかもしれませんが、

恐れず、恥もかきながら、少しづつ慣れてゆくのだろうなと、

期待をしている新参者です。



「急がば回れ」



道を急ぐあまりに、琵琶湖を船で横断して比叡山からの突風で

船が沈んでしまった様を、表したこの言葉。

しっかり肝に銘じて、ゆっくり着実に歩んでゆきます。



はじめまして、この世界へ。

どうぞ宜しく、お願いします。



(シヲ)

2007年3月25日日曜日

ブロードキャスト最終日

本日は、ザ・ブロードキャストショウの最終日でした。

お客様は満員御礼で、当山はにわかに活気に溢れます。

そして、最終日恒例?のバラシの時間(片付けです)。さすがに、人数も多いので、ちゃっちゃか終わっていきます。



ブロードキャストさんが、はじめて、当山で公演をしたときの舞台監督の小林さんのお言葉。

「もう、二度と来る事は無いと思いますが・・・。」

決して、マイナスの意味ではありません。ブロードキャストさんの公演の規模にしては、当山は手狭なのです。舞台の広さにしても、お客様の収容人数にしても。

そんなお話をしてから、すでに3回も来ていただいています。

本当に嬉しいかぎりです。



最後のご挨拶のおりにお約束の会話。

「もう、二度と来る事は、無いと思いますが・・・」

「またのご来山をお待ち申し上げます。」



(城田)

2007年3月24日土曜日

「ボンズ・クラブ」

「ボンズ・クラブ」なにやら怪しげな響きですが、そんな宴が本日、應典院にて執りおこなわれました。これは、「温泉ジャーナル」の発行人である「にんにん」こと服部岩光さんが呼びかけ人となって、「僧侶と、飲み、食い、語ろう」という場です。今回で5回目でして、コアメンバーの僧侶には、ミナミの「ボウズバー」などでおなじみの清史彦さん(真宗大谷派瑞興寺住職)がいらっしゃいます。私は木曜日の深夜以来の体調不良で、準備時間のうちはどうなることやら、だったのですが、名古屋からかけつけていただいた皆さんのエネルギーをいただいたのか、鯛ちり&ウィンナー&さつま揚げ鍋で元気を取り戻したような気がしております!

ちなみに次回は4月7日に瑞興寺にて、とのこと。ご興味のある方はぜひご参加くださいませ。さらにはみ出し情報ですが、にんにんさんは私の大学時代の友人であり、さらに私が得度したことを知って、改めて僧侶を身近に思い、加えて清さんをご紹介させていただいたのも相まって、この4月より大谷専修学校に入学し、僧侶の道を目指されることとなりました!。「がんばれ仏教」(NHK出版)にも感銘を受けていただいたようで、まさに諸々のご縁に感謝申し上げる次第です。

(主幹)

2007年3月23日金曜日

ザ・ブロードキャストショウ!

の仕込みでございました。

スタッフの皆様も、あたりまえのことですが、手慣れたもので、サクサクと仕込みが進みます。ブロードキャストショウさんは、とにかく人が多い!應典院が朝から人の波にもまれております。なんでも、今回は、全役ダブルキャストだとか。そりゃ、多い訳です。



そんなブロードキャストさんの公演は、明日から!



ザ・ブロードキャストショウ

「War I Need」

3月24日(土) 15時/19時

3月25日(日) 13時/17時

料金:前売/当日共 1800円



(城田)

2007年3月22日木曜日

撤収

本日は、昨日まで展示をおこなっていた南雲さんの撤収の日。

朝から、写真を外し、丁寧に梱包して、モデルの方々にそれぞれお送りするそうです。

その総数40枚!

南雲さんの皆様に対する想いとともに、とどけられることでしょう。

(城田)

2007年3月21日水曜日

piaNPOでの展覧会も終わって...

築港ARCの斜め向かいで活動する大阪アーツアポリア/なにわーとさん。

3月6日から本日21日まで、piaNPO全館を活用した美術展「ときめき☆バトー」を開催されておりました。

NPO事務所の集合ビルという日常の空間のいたるところに設置された写真や絵画やインスタレーションの数々は、日頃さほど意識して見ていなかった間取りのディテールや、各々の窓から見える幾つもの景色までをも、“日常の中の新たな発見”として浮き彫りしてくれたように感じました。

piaNPOで働く方々に、日常を捉えなおす素敵が出会いが少しでも訪れていたならよいなぁと心から思います。(朝田)

2007年3月20日火曜日

お彼岸とお客様

春のお彼岸です。應典院の東側入り口、大蓮寺側の自動ドア横には「春彼岸」というプチレトロなポスターが掲示されています。應典院から垣間見る大蓮寺のお墓にも、春らしいお花がちらりほらり、と目につくようになってきました。そんなお彼岸も、檀家さんのいない應典院には無縁なようですが、そうでもありません。

今日は、明日の「お彼岸の中日」に大蓮寺にて法話をいただく、樋口隆信西光寺住職を宮城県よりお招きいたしました。大蓮寺でお話になる方がなぜ應典院に、と思われるかもしれませんが、実は樋口先生、「法然上人800年大遠忌」の役員をなさっており、中でも「共生・地域文化大賞」のご担当でもいらっしゃいます。この間、秋田住職をはじめとして、浄土宗によるお寺・NPOの先進的な活動を奨励しようという主旨から検討してきたのが「共生・地域文化大賞」でありまして、その実践例の一つでもある應典院をぜひご覧いただこう、ということになった次第です。昭和7年生まれと仰る樋口先生ですが、実にお元気で、夜のお食事の時間まで、こちらのほうがじっくりと学ばせていただいたように思えます。

(主幹)

2007年3月19日月曜日

築港ARCオフの一日 イベント巡り

本日は月曜日。築港ARCはオフでございます。

とても良い天候に恵まれたこの日は、夕方から大阪・アート・カレイドスコープ、晩はローパワーズの公演に寄らせていただきました。



應典院の城田主務も役者として関わられているローパワーズ。私は今回、初観劇なのでした。

独特のテンポ(普通にテンポが良いのですが、しかし“独特”なのです)と、シュールなんだけど嫌味にならない程度のシュールさで、大変楽しませていただきました。演劇に関しては素人である私からすれば、普段は役者ではなく主に作演を務められている方々とお聞きしているとはいえ、皆さん、やはり舞台での自分の見せ方を心得ておられるなと感心するシーンも多々ございました。

今後のさらなる活躍も期待しております。(朝田)

2007年3月18日日曜日

マザー・テレサの言葉

寺子屋トーク「微笑みで開く [地域の看取り] 」のゲスト柴田久美子さん(なごみの里代表)の話しに出た「マザー・テレサ」。彼女は私の生き方に大きな影響を与えた一人です。

今日は彼女の言葉を紹介します。皆さんの生き方を考える上で、何かのヒントになれば幸いです。



「みぞに倒れていた、瀕死の女性を救ったのが、わたしの仕事の第一歩でした。」

「先ず最初に見つけた人を助けなかったら、何十万、何百万の人々を、ひとりとして助けることはできないでしょう。どんな仕事も、先ず第一歩からはじめなければならないのです。」



「貧しい人々が一番求めているのは、哀れみではなく、愛なのです。 」

「どれだけ愛をこめて仕事をしたかが大切なのです。どれだけ与えるかではなく、どれだけ愛をこめたかです。」



「絶望しているのは、カルカッタの裏通りに住む人たちばかりではありません。飢えた人、家のない人、社会から見はなされた孤独な人は、世界のあらゆる場所にいるのです。自分のすむ町、自分の住む地区、自分の住む家族に欠けているものをよく知るため注意深く目を向けてください。」

(西村)

2007年3月17日土曜日

想いを、笑顔にのせて。

先日まで書類やメモ書きで埋め尽くされていたデスク。今日は、すっかり片付けられ、ぽつんと主を失い寂しげなようすでパソコンが静座しています。

昨日まで、引き継ぎでバタバタしていたかのが嘘のような静かなオフィス・・・。



大塚郁子主査の退任から、二日が過ぎようとしています。

大塚さんには、自分の着任以来、本当にお世話になりっぱなしでした。何もわからない私に、根気よく付き合っていただき、一から仕事を教えてくださいました。その細やかな気遣い、心配りには、感謝の言葉以外は見つかりません。先日のブログで「同志」と書いていただきましたが、本当は、おんぶにだっこの状態で、ご迷惑ばかりかけていたことだろうと思います。

本当にありがとうございました…



からっぽの、ですが、想いの詰まったデスクに静かに頭を下げます。



すると、應典院の扉が開き、元気な声。

「おはようございます!」

本日、中日を迎えた劇団のみなさん。

事務所の扉を開け、出迎えます。

「おはようございます!本日もよろしくおねがいします。」



想いを、笑顔にのせて。



(城田)

2007年3月16日金曜日

新たな鼓動

 大塚主査が退職した初日、再びランチをご一緒しました。大塚さんの仕事の美学として「締切は必ず守る」ということがあるように思えたのですが、度重ねての歓送の機会のためか、ほんの少しだけ、引き継ぎのための業務がはみ出てしまったのです。桜の開花時期も修正されたこともあって、應典院寺町倶楽部の会員交流会「夜桜会」を月末にしてみては?と、提案というか、助言もいただきました。「いのち弾ける、お寺」の新たな歴史が今日から始まったわけですが、そんな一日は、ちょっと久々の劇団さんの本番、そして午後には明日から大阪商業大学で始まる「日本NPO学会」のエクスカーション(現地見学会)による来山者をお迎えするなど、着実に鼓動をしておりました。(主幹)

2007年3月15日木曜日

いのち弾けるお寺の7年

本日をもって、應典院を卒業いたします。

ごあいさつに1日だけこの場をおかりすることをおゆるしください。



2000年4月「呼吸するお寺」と「辺見庸さん来山」の文句にひかれて、應典院の門をたたきました。ともにガイダンスを受けたのは、同期入山の劇場担当の柳澤尚樹さん、林裕介さんでした。

今思えば、モデルとなる働き方なぞ、見つけることのできない特殊なおつとめスタイルでした。



「お寺の職員です」といえば、「お寺の“職員”ってどういう意味ですか?」

「劇場があって若い人がたくさん集います」といえば「どうなってるんですか?」



話せば話すほど、質問者の混乱もようがつたわりました。

正直いえば、説明する本人も、ひとことで紹介しきれないもどかしさを抱えながらで、手探りしつつ歩んできた最初の数年間でした。



その歩みのなか、ときには険しい道があり、進むべき先がわからなかった時には、どんなに忙しくても必ず、力強く支えてくださった池野亮事務局長、ともにその時期を過ごした先輩である川井田祥子さん、丸谷亮子さんにも多くを学びました。

大蓮寺エンディングを考える市民の会初代事務局長の田中いずみさんと過ごした時間は、より強いチームワークをもってことにあたることの楽しさ、仕事の充実を実感させてくれました。



山口洋典新主幹を迎え應典院が大きく動いた今年度、ダイナミックな事業展開の一方、ほんとはとても繊細で、きめこまやかなこころ配りをする事業統括の姿がありました。「スイッチ入れっぱなし」で、息を切らしながらも、ともに事業を動かしてきた同志・城田邦生主務からは、人をつなぎ、ものごとを創造していく知恵を学びました。應典院9年目で生まれた築港ARCの朝田亘ディレクター、スタッフ小林瑠音さん、桔梗谷光生さん、桝田聖美さんには、新拠点を生かしたこれからの活躍を期待したいです。



多くの関心と人が集うお寺・應典院と、この場をつくり上げてこられた秋田光彦住職に感謝申し上げます。7年間お世話になりありがとうございました。



みなさまのご健康(ほんとうに!約束!)とご多幸をお祈り申し上げます。 (お)大塚郁子

2007年3月14日水曜日

大塚主査 歓送会

本日午前中は築港ARCスタッフミーティングでした。

作家活動、学業など、各々が様々な立場を兼ねつつ運営しているここ築港ARCでは、月に一度全員が揃うミーティングは殊に重要な意味を持ちます。

スタッフが制作中のワークショップ企画の課題を皆で共有し、また別のスタッフがアドバイスをし、協業でコンセプトを再度練り直していくプロセス。こういった良いプロセスを経ていくためにも、普段築港ARCを離れて活動をするスタッフ全員が、常に自分達が築港ARCの一員、もっと言えば應典院寺町倶楽部の一員であることを意識しておくことが重要なのでしょう。



晩は大塚主査の歓送会でした。

半年という短い機会ではありましたが、様々なことを教えていただき、お仕事を共にさせていただけたことに感謝の思いがいっぱいです。

3月は様々な場から「去る人」の話を聞いております。

しかし同時に、「出会い」の4月を間近に控えているのも事実でして、

新たな出会いが様々な場で生まれることを楽しみにも思う今日この頃です。(朝田)

2007年3月13日火曜日

space×drama2007第一回制作者会議

今年も真夏の演劇祭「space×drama」の制作者会議がはじまりました。

今年の顔ぶれは、昨年の優秀劇団「France_pan」を筆頭に、劇団 空飛ぶ猫、旧劇団スカイフィッシュ、突撃金魚、ラスト・ホープ。そして、特別招致枠で劇団10×10×10。



みなさん、はじめは、多少の緊張の中で始まりましたが、議論がスタートすると、すぐに白熱し、今年も手応えを感じさせる会議となりました。應典院としての課題、宿題も多く提案され、よりより演劇祭にしていくために、クリアしていくハードルがきっちりと見えた顔合わせと言えます。



今年も、7月から8月まで、若い魂が突っ走ります。

(城田)

2007年3月12日月曜日

4月15日の予定表に

突然ですが、4月15日に「大阪でアーツカウンシルをつくる会」によるイベントを行うこととなりました。13時半より発足のつどい、そして15時より記念講演会の予定です。エッ!と言う声が聞こえてくるくらい突然のイベント開催となったのは、ある利用団体のキャンセルが入り、たまたま今日のお昼から「ノリ」のよい「つくる会」のみなさんと話を進めるなかで「では、その日に」という話になったのです。また主幹のスタンドプレイでは、という疑いが掛けられそうですが、今回は城田主務、大塚主査、朝田築港ARCディレクター、また小林築港ARCスタッフもまた承知の上でのことなので、皆様(?)ご安心を…。

(山口洋典)

2007年3月11日日曜日

竹内レッスン

本日は、怒濤の動き。どう考えても、仕込み量と時間が釣り合わない!と言う事で、いつもより30分早く應典院に入り、仕込み開始。参加者の皆さんと一緒に。

今回の舞台は、高台が二カ所あり、高い方は、1メートルを超えるので、安全性には特に気を配る。何しろ、舞台に上がるは、はじめてと言う方がほとんどなので、ちょっとした段差も油断出来ない。高台に上る階段もしっかりと固定し、何度も上がって安全確認。

ここまで出来たら、次は照明。地明かりの他に、エリア照明が6カ所。機材によって明るさ、エッジが変わるので、明かりを竹内先生に確認してもらいながらの吊り込み&明かり合わせ。照明ばかりは、参加者の皆さんにお手伝いして貰う訳には行かないので、一人で走り回る。今日だけで、梯子階段を何往復しただろう・・・。

とか何とかしながら、11時過ぎには、舞台、照明とも無事にアップ。何とか、リハーサルの時間が取れました。あとは、照明卓の操作法をスタッフの方にレクチャーし、昼過ぎにはひとまずは、お役御免。ふーっと一息ついたところで・・・16時過ぎから、怒濤のバラシ開始。全く逆の手順で、全て元あった状態まで、片付けていく訳です。



本当に舞台芸術とは、刹那のアートです。花火と一緒。でも、だからこそ、その一瞬に凝縮されたエネルギーの解放が、人の心をとらえるのでしょう。(城田)

2007年3月10日土曜日

なんやかやと・・・

忙しい日々が過ぎていきます。

明日は、竹内敏晴先生のワークショップの発表公演です。この一年、毎月のワークショップで培われた成果を本堂ホールで参加者の皆さんがぶつけます。昨年から、スタッフとして関わらせていただいていますが、発表公演と言う割には、本格的で、竹内先生の要求も高いものです。舞台の組み方から、照明の細かな指示まで、普通の演劇公演並みの要求だったりします。

はたして、明日の午前中の限られた時間の中で、リハーサルも含めて、昼の開演に間に合うのか!?

さて、そこを間に合わせるのが、僕らの腕の見せ所と言うわけなのです。(城田)

2007年3月9日金曜日

新年度4月に向けて

3月は事業の年度末を迎えるところも多いと思います。

一年間のプロセスや結果を検証、評価し、次年度の目標やスケジュールを設定し、実現のための対策や人員配置、運営体制を考える、大切な時です。



應典院とそのグループも、今、その真っ最中です。



新年度4月から、皆さんに、よりよい情報やサーービス、よりよい場を提供できる應典院グループをめざします。(西村)

2007年3月8日木曜日

タイの空気を吸って

寒い日ではあったのですが、今日も大阪・アート・カレイドスコープのマップを手にした方々がたくさん来られました。「(他の)カレイド会場で作品展示をします」とハガキ持参で挨拶された作家のみなさん、またアートNPOスタッフのSさんとは久しぶりに、積もる立ち話をしました。その中で、仏教を学ぶタイの留学生が来場されました。新しい取り組みをするお寺をぜひ紹介したい、との思いをもってくれている日本の学生さんがお伴です。彼女は、5年前に秋田住職の話を聞き、仏教への関心が深まってタイへ留学をしたのだとか。いまや堪能なタイ語を使って通訳をこなされてましたが、年月の経過を感じるところとなりました。そんな再訪をうれしく思います。

吐いた息がすっと吸い込まれるような、呼吸する寺の現場に立ち会えたような気がしました。(お)

2007年3月7日水曜日

3/17はARCトークコンピレーション!

本日の築港ARCは事務作業中心。年度末の報告書類をまとめたり、お付き合いさせていただいている方々のリストを更新したり、といった一日でした。また、知人のパフォーマンスアーティストからの相談をきっかけに、外国人アーティストの日本に於ける職業問題等について相談者と語りあい、私が先日訪れたcommonstyleというクリエイティブ活動を行う外国人のための文化交流の場が、なぜ今、この時期に、ここ大阪で必要とされているのかが少し理解できたように思えました。



さて、話は変わって、築港ARCでは、ホームページ(http://www.webarc.jp/)においてもお伝えしていた通り、3月17日(土)より月例トークサロン企画「ARCトークコンピレーション」を開始致します。

毎月第三土曜日(原則)に開催されるこの企画では、関西でとりわけ先進的なプロジェクト、スペース運営を手がけるコーディネーター、アーティスト、またはアートを用いて多様な社会領域に関わる実践者をゲストにお招きし、普段なかなか聞くことのできない、現場ならではのお話をしていただきます。

是非ともお誘いあわせの上、ご参加くださいませ。(朝田)



以下告知:

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ARCトークコンピレーション#001

「カフェの領域 〜異分野から実践するカフェプロジェクト〜」



若者の就労支援から始まり「新しい働き方を提案する場所」として運営されてい

る高槻カフェ・コモンズ。

主人自らが演劇人であり、様々なジャンルのアーティストがイベントを行ったり

情報を交換する場所となっている谷町カフェバー・ポコペン。

異なる社会領域で活動する二人が、「カフェ」という共通のアウトプットを実践

している背景について、お話を伺う。



出演:

福井哲也(カフェ・コモンズ マネージャー/日本スローワーク協会 理事)

→カフェ・コモンズURL:http://cafe-commons.com/

益山貴司(カフェバー・ポコペン 店主/劇団子供鉅人 主宰)

→カフェバー・ポコペンURL:http://www.poco-pen.net/



日 時:3月17日(土) 18:00〜20:00

参加費:1,000円(お茶、資料代)

会場:大阪市港区築港2-8-24 piaNPO 308 築港ARC

申込み・お問い合わせは

tel&fax:06-4308-5517 もしくはこちらまで

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2007年3月6日火曜日

啓蟄のうごき

應典院では4月から新体制が組まれます。今日は、4月に迎える新しいスタッフへの引継ぎ作業が1階事務所で行われました。一通り應典院での仕事内容の確認を済ませた後は外出です。駅からのアクセス、郵便局の所在地などを巡りました。黒門市場のおいしいお店も大切な引継ぎ事項です。

仕事を終えてからは大阪・アート・カレイドスコープで近代建築のなかの展示作品を見学してまわり、その後、天満橋のカフェへ向かいました。技術担当の城田さんが出演するLow Powersのコントを見るためです。城田さん白熱のリーディング、「ぐすっ」というおかしみがこみあげてきました。(一押しコント:Low Powers「生活と嘘」公演@ウィングフィールド3月19日〜21日まで)



日々の仕事内容とともに、多岐にわたる引継ぎが必要です。お世話になっている人たちへの紹介も。新スタッフには4月早々に、ブログにもご登場いただきましょう。

寒の戻りだそうで、たいへん寒い日だったのですが、「さむいねー」と声を掛け合いながら歩いた道中は、それはそれでとてもよい時間でした。冬眠中の生き物がそろそろ動きはじめる啓蟄の日、本格的な春を告げる前の1日でした。(お)

2007年3月5日月曜日

オルタナティブな教育

先日「オランダの教育に学ぶ」というシンポジュウムに参加しました。



基調講演はリヒテルズ直子さんが「オランダの個別教育はなぜ成功したか」とうテーマで話しをされました。



その歴史的背景の一つとして、「オルタナティブ教育」が急増したことを挙げておられました。

・モンテッソーリ教育

・ダルトン(プラン)教育

・イエナプラン教育

・フレネ教育

・シュタイナー教育等



後半のパネルディスカッション中でも、「NPO法人大阪に新しい学校を創る会」の辻正矩さんが、その実践的取組み「わくわく子ども学校」について話をされていました。



「オルタナティブな教育」とは「もう一つの(選択肢がある)教育」のこと。このことは、これからの社会にとって、非常に重要と感じています。



学びの場でもある應典院でも、そんな実践ができればと考えています。(西村)

2007年3月4日日曜日

光と影を考える日

今日は大阪・アート・カレイドスコープ関連事業「道のある未知・光と影が歩く道」実施日です。ドキュメンタリー映画「アース・ムービング」の上映と制作に関わった造形作家・井上廣子さんと大阪アーツアポリアの中西美穂さんのトーク。最初に大阪府立現代美術センター主任研究員の中塚宏行さんにごあいさつをいただいた後、ドイツ、インド、アメリカの3カ国を取材した映像を順に上映しました。

トークの場では会場から、字幕やナレーションがつかないこの映画の特徴についての質問がとびだしたり、「旅先で撮る私の撮影スタイルに似ている」という声があがりました。また世界各地で制作活動を続ける井上さんが、日本の子どもたちの閉塞した状況にふれられたときには、「アートによる教育が違いを認め合う気持ちをはぐくむのでは」とか「子どもの美術教育の授業時間の減少との関連も考えるべき」との意見も出ました。また、手工業的生活との比較から、「環境に負荷のかからない生活を目指すことも大切な視点ではないか」という感想を持った方もおられました。



さす光が明るければ明るいほど、強い影がきわだちます。

日本における光と影って、いったい何なのでしょうか。



みなさんの意見が時間がたつにつれ活発に飛び出すようになり、会場の息遣いを感じるようになった上映会でした。

その後、住職が源聖寺坂の平丸陽子さんの作品を見学するプチツアーを敢行。盛りだくさんな1日でした。ご来場くださったみなさま、井上廣子さん、中西美穂さん、現美センターのみなさまありがとうございました。(お)

2007年3月3日土曜日

関西シネック

まず、いつもの應典院とは、違う風景が・・・土曜なのに、山口主幹と大塚主査が出勤している。明日の「道にある未知・光と影が歩く」の事前準備のためだ。本当に、お二人の働きぶりには頭が下がる。ところで、主幹は、いつ休んでいるのだろう・・・。

そんなお二人を横目に、私は、関西シネックさんへの対応に朝から追われております。

関西シネックとは、関西の9大学(大阪芸術大学、大阪経済大学、関西大学、近畿大学、近畿大学農学部、甲南大学、摂南大学、帝塚山大学)の映画部による学生自主映画団体で、年二回上映会を企画、運営されている団体です。應典院には、初来山と言う事もあり、彼らには、わからない事だらけ。一つ一つ紐解きながら、上映を開始しております。本日18時までノンストップで彼らの激情が映し出されます。朝から学生のパワーに圧倒されっぱなしの城田なのでした。(城田)

2007年3月2日金曜日

アートとひと―人間性を育む表現活動

私は應典院の他にも、NPO、社会起業家のお手伝いをしています。

いろな想い、志を持った人と一緒に仕事をすることで、私も多くのことを学び、得ています。



さて、その一つNPO法人ライフスキル研究所が、2007年3月11日(日)、西宮市大学交流センターで、創作が人間をつくる!『アートとひと―人間性を育む表現活動』と題して、ワークショップ&講演会を行います。

■第1部:ワークショップ 子どもから大人まで楽しめる、コラージュ(切り貼り絵)体験。定員40名

■第2部:講演『創作活動と人間形成』講師:森谷寛之氏(京都文教大学人間学部臨床心理学科教授)定員120名

■参加費:無料

詳細は、こちらのサイトをご覧ください。(西村)

2007年3月1日木曜日

アクロバティック

 年度末の1ヶ月が始まりました。そしてそんな1日は実にアクロバティックでありました。まず朝から曹洞宗の関東の青年会のみなさまが13人来山。その1時間後に、葬儀サポートセンターのみなさんがお見えになり、現代のお墓事情、ご葬儀事情について、住職が意見交換。しかし、そうした1階での来客のあいだに、本日より始まった「大阪・アート・カレイドスコープ」の展示の準備で、2階の「気づきのひろば」ではてんやわんやの大にぎわい。

 既に應典院にて21日まで展示される作品についてはこのblogでも触れられていますが、その他の会場でどんなことがなされるのか、関係者が一同に会する場が、15時より、綿業開館にて催され、住職と築港ARCスタッフの小林瑠音さんが参席。さらに、4月1日の「なにわ人形芝居フェスティバル」と「大阪春の陣」の決起集会が18時より一心寺三千仏堂にて開催され、こちらは主幹が小僧インターンの日高明くんとともに出席。とまあ、こんな風に長い一日なのでありました。ちなみに一心寺の会議が終わったときにも、應典院には劇場担当の城田主務が打合せで残っているという、「開かれたお寺」の繁忙さは年度末とあわせてさらに加速しそうな勢いです。

<主幹>

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