2007年10月22日月曜日

ダンマパダ、第5回。

 本日は、原始仏教の仏典「ダンマパダ」の勉強会、第5回目でした。今回は仏教の中にある哲学的な観点のお話でした。「倫理と論理」、「相依相補関係」などについて、講師である釈徹宗さんに丁寧にお話いただきました。途中、「難しいだろうから」ということで、アタマを休めるスライドトークも入り、会場は絶妙な笑いに包まれました。浄土系以外の宗派のお話も出て、仏教に関するかなり深い学びの場となりました。

 とりわけ、構造主義、社会構成主義など、現象学について学んで来た私としては、実に興味深い回でありました。釈先生のことばを引用すれば、そうした議論の「1500年前からあった」というのは新鮮でした。また、仏教とは「サイレントな部分を捨てない」ともお話になり、いかにして声なき声に耳を傾けていくか、その大切さを改めて実感いたしました。終了後はいつもの「グロリア」でコリアンなディナーとなりました。

(主幹)

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