2007年10月12日金曜日

家族にとっての遺影とは

 野寺夕子さんの「遺影」写真展が連日盛況です。朝10時から17時まで、ずっと会場におられて来場者をお迎えする作家の姿勢、さらにはその作家と作品を支えるスタッフの皆さんの姿に感服しております。そして、毎日13時から1時間開催されているのが、應典院2回の「気づきのひろば」で行われる、ギャラリートークです。本日のゲストは矢野恵子さんでした。

 「遺影」の写真展と言うと、実際、ご葬儀の際に使われたものが展示されている、とお考えになる方もおられるようですが、今回の展示は、すべて生前に撮影されたものです。しかし、本日のトークゲストにこられた矢野さんのお母さまは、撮影後程なくお亡くなりになられたとのことです。遺影に使われることを前提にして撮影になられたことで、ご遺族の方がどのような思いに浸ったかが語られました。改めて自分にとって、さらには自分の家族にとって、遺影とは何か、考えさせられました。

(主幹)

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