2008年3月1日土曜日

好奇心星人の挑戦

 「好奇心星人の挑戦」と題した写真展が始まりました。この写真展の名前には3つの意味が込められています。一つは「星人」。もう一つは「成人」。そして最後が「聖人」です。

 実は今回の写真展の作家、森木忠相くんは、3年前に亡くなりました。しかし、実にやんちゃで、まるで違う星からやってきた人かのように、多くの人々に、鮮烈な印象を与えたそうです。そんな忠相くんは、17歳に治療の甲斐なく亡くなり、今年、生きていれば成人式を迎えていました。ゆえに、今、この世には生きていない忠相くんではありますが、あの世の聖なる世界で元気に振る舞い、きっと今回の展覧会の会場に戻ってきてくれるのだろう、そんな思いを込めての展示です。

 本日、初日には、縁のある、毎日新聞の記者さんによる取材が入りました。その後、大蓮寺の本堂で、秋田光彦住職による法要が行われました。「あなたの分まで生きる」「あなたに恥ずかしくない生き方をする」そんな、日本仏教独特の世界観を法話のなかで触れていただきました。ご参加いただきた皆さんは、それぞれに忠相くんに思いを馳せていただいたようです。

 写真展は15日まで行っています。ぜひ、忠相くんをご存じの方も、またご存じでない方も、ご来場いただき、この世に生を受けた人が、何を遺したのかを見つめていただければ、と思います。ちなみにそんなことを考えるワークショップを、忠相くんと親交のあったゴウヤスノリさんをゲストに招き、本日行いました。終了後は、應典院北隣のグロリアにて、韓国料理パーティーと、賑やかな初日でありました。

(主幹)

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